
ある社長は「やった方がベターなことは社員にやらせてはならない」とする。やった方がベターことをやらせると、労働時間は決まっているのだから、やらなければならないことをやる時間がなくなったり、後回しになってしまう懸念があるというのがその理由である。上位者であればいざ知らず、平均・下位者にとって一度に多くのことを要求されると逆に行動に混乱をきたしかねない。そうならないためには、全員に定着させなければならない行動、すなわち、やらなければならないことをきちんと絞り込むことが重要となる。一連のステップにおいては、「行動の見極め」が最も重要であるといっても過言ではなかろう。
やらせるべき行動の見極めは、まさに経営者やマネジャーの最も重要な仕事の一つである。行動の見極めに失敗すると、結果的にパフォーマンスと無意味な行動を社員に強いることとなり、会社全体の業績は低迷・低下することになりかねない。そうならないようにするには、経営者やマネジャーがその責任において、ビジネスの本質を理解し、社員が行なうべき行動を見極めることができなければならない。
一般論として経営者やマネジャーの指示は、精神論的な側面が強かったり、抽象的で必ずしも受けて反復的に行動できるレベルに落とし込まれていないことが少なくない。もし思い当たるようなことがあれば、行動と意識づけを管理するという考え方を参考にしてみてはいかがであろうか。
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